お客様の課題
樹脂脱泡用途で使用しているベーン型ドライ真空ポンプにおいて、 モーター故障が頻発 し、装置の安定稼働に支障をきたしていました。その影響で 生産計画にもズレが生じ、運用の効率化が求められていました。
また、ベーン型ドライ真空ポンプは イニシャルコストが安価 な反面、故障時には修理せず 使い捨て運用 されることが一般的でした。しかし、長期的な視点で見ると ランニングコストが高額 となるため、より コスト効率の良い運用方法 の模索が必要とされていました。
三弘エマテックの対応
お客様の課題に対し、三弘エマテックは 揺動ピストン型ドライ真空ポンプ をご提案しました。これにより、従来のベーン型ドライ真空ポンプに比べて 故障頻度を大幅に低減 し、装置の安定稼働を実現しました。
さらに、 8,000時間ごとの計画的な整備 を導入し、奇数回は引取整備またはお客様自身での整備、偶数回は モーターベアリング交換を含む引取整備 を実施。7回目の整備後には 高額なモータ交換が必要 となるため、そのタイミングで更新を提案し、より効率的な運用が可能となりました。
結果として、揺動ピストン型ドライ真空ポンプへの 載せ替えが進み、メンテナンスの負担軽減とコスト最適化を両立。管理のしやすさも向上し、お客様には 複数台の更新をご採用いただき、現在も安定稼働中 です。