お客様の課題
お客様の設備では、8台の真空計が使用されており、年に一度の校正が必要です。校正時には、真空計を装置から取り外し、予備機と交換する必要があります。また、校正完了後に他の装置の真空計を順次校正するため、全ての校正が完了するまでに時間がかかります。
さらに、校正のために交換作業を2回行う必要があり、その度に装置を停止する必要があることも大きな課題でした。生産がひっ迫している状況では、校正期限に間に合わなくなるリスクがあり、スケジュール管理が困難になります。また、メーカーによる現地校正は、校正機器を持参できないため対応が不可能であり、効率的な校正の選択肢が限られていました。
三弘エマテックの提案
基準器として1台、真空計を購入いただき、基準器・所有真空計との比較校正をご提案しました。メーカーでの校正も基準器1台の校正のみとなりコストダウンにも繋がることをご説明したところ、比較校正の提案を採用いただき、基準器を購入するタイミングで、所有されている真空計全てをデジタル表示の真空計へ更新も行っていただき数値比較が明確となりました。装置の停止調整が不要となり、生産の空き時間を利用して短時間で校正が可能となり管理も容易になったと、お喜びいただけました。